サイバー大学はやめとけと言われる理由15選

サイバー大学は誰でも入れますか？

サイバー大学には学力試験がなく、書類審査によって入学が決まるため、基本的に高校を卒業していれば多くの人が入学可能です。つまり、偏差値やセンター試験などの成績は不要で、入学のハードルは非常に低いといえるでしょう。

これは通信制大学の特性によるもので、特に社会人や子育て中の方、通学が難しい地方在住の人でも、学び直しやキャリアアップを目指して柔軟に学習できるよう設計されています。こうした背景から、年齢や職歴に関係なく「誰でも入れるのか？」という声が上がるのも無理はありません。

ただし、「誰でも入れる＝誰でも卒業できる」ではないことには注意が必要です。サイバー大学では、授業の出席認定や定期的な課題提出、期末試験などがしっかり設けられており、自分で計画的に学習を進める必要があります。単位を修得するためには出席率や課題提出のルールも明確に決められており、決して甘い環境ではありません。

また、大学側が求めているのは「学ぶ意志があるかどうか」です。形式上は入学の間口が広くても、やる気がないまま入学すると、途中で挫折する可能性が高くなってしまいます。入学に際しては、どんな目的で大学に通いたいのか、どのような分野に興味があるのかを、あらかじめ整理しておくことが大切です。

つまり、サイバー大学は確かに誰でも入りやすい大学ではありますが、本気で学ぶ姿勢がなければ成果にはつながりにくい環境です。自分のペースで学べる反面、全ては自己責任で進める必要があることを理解した上で、入学を検討するのが良いでしょう。

サイバー大学の中退率は？

サイバー大学の卒業率は約75.9%とされており、通信制大学の中では比較的高い水準にあります。この数字から逆算すると、中退率は約24%前後ということになります。通信制大学全体の平均と比較すると、やや高めの卒業率と言えますが、それでも4人に1人は途中で学びを断念している計算です。

この背景には、通信制という学習スタイル特有の難しさがあります。通学制の大学と違って、オンライン学習では誰かに管理されることがありません。学ぶ時間も、スケジュールも、自分で全て決めなければならないため、継続して学習するには高い自己管理能力が求められます。

また、通信制の学生には社会人が多く在籍しており、仕事や家庭との両立が難しくなったことを理由に中退を選ぶケースも少なくありません。急な転勤、育児の負担、体調不良など、個人的な事情が中退の原因になることもあります。

一方で、サイバー大学はサポート体制が充実しており、ラーニングアドバイザーによる学習相談や、ティーチングアシスタントによる学習フォローなど、学び続けるための環境は整っています。つまり、適切なサポートを活用し、学習計画を着実に進めていければ、卒業の可能性は高くなるといえるでしょう。

したがって、中退率だけを見ると不安に思うかもしれませんが、それは「通信制だから簡単に卒業できる」と思い込んでしまうことからくるギャップとも言えます。サイバー大学に限らず、通信制大学で学ぶには「続ける覚悟」と「計画的な学習」が不可欠です。

通信制大学は学歴にならない？

結論から言えば、通信制大学であっても「学歴」にはなります。文部科学省から認可を受けた正規の大学である限り、卒業すれば学士号が授与され、履歴書にも「大学卒」として正式に記載できます。サイバー大学も同様で、卒業すれば「大卒」の資格を持つことが可能です。

ただし、通信制大学に対する世間のイメージが一部でネガティブに見られているのも事実です。特に、通学制の大学と比較したとき、「キャンパスでの学びがない」「仲間と協力する経験が少ない」といった点で、企業が採用時に疑問を持つケースもあります。これは、通信制大学全般に共通する課題と言えるでしょう。

一方で、近年は働きながら学ぶ社会人や、子育て中の主婦、再進学を目指す人が増えており、通信制大学の存在意義は年々高まっています。特にITやビジネスなど実務直結型の学びを提供する通信制大学では、即戦力となるスキルを身につけることができるため、採用側の評価も変わりつつあります。

さらに、サイバー大学ではマイクロクレデンシャル制度など、学んだ内容を「スキル証明」として提示できる取り組みも進められています。これにより、「学歴」だけでなく「実務能力」を可視化しやすくなり、就職や転職活動でも強みとしてアピールできるようになります。

つまり、通信制大学も正規の大学であり、学歴として認められます。ただし、それだけで有利になるとは限らず、「何を学び、どう活用するか」が評価の分かれ目になります。大切なのは、学歴を得たその先にどんな目標を持っているのかという視点です。

サイバー大学の偏差値はどれくらい？

サイバー大学には、いわゆる「偏差値」という概念が存在しません。理由は非常にシンプルで、サイバー大学の入試では学力テストを実施していないためです。日本の多くの大学では、共通テストや個別試験の得点によって偏差値が算出され、その数値をもとに入学難易度や競争率が判断されます。しかし、サイバー大学では、学力試験を課すのではなく、書類選考と志望理由書などによる総合的な評価で合否が決まります。

このような選考方法が採用されている背景には、通信制大学としての特性があります。サイバー大学の学生は、高校卒業直後の若者だけでなく、社会人や主婦、リタイア後に学び直しを目指す方など、非常に多様です。そのため、単に学力だけで合否を判断するのではなく、それぞれの生活背景や学びの動機、将来的な目標などを重視した入試形式が採用されています。

ここで注意したいのは、「偏差値がない＝簡単に入学できる」と誤解してしまう点です。たしかに、試験がないぶん、入学のハードルは形式上は低いように見えます。しかし、サイバー大学では学ぶ姿勢や意欲が強く問われるため、志望理由書の内容が非常に重要になります。たとえば、「なぜサイバー大学で学びたいのか」「どんなことを学び、どのように将来に活かしたいのか」といったことを、自分の言葉でしっかり伝える必要があります。

さらに、IT総合学部という専門性の高い分野を学ぶことになるため、事前にどのコースに進むかをよく考えておくことも求められます。テクノロジー、ビジネス、ITコミュニケーションの3つのコースには、それぞれ異なる学びの特徴があるため、自分の目的や将来の方向性に合った選択をすることが重要です。

このように、サイバー大学には偏差値という尺度はないものの、入学にあたっては「何を学びたいか」「なぜ学ぶのか」といった内面的な要素が問われます。単純に成績では測れない、人それぞれの動機やビジョンを大切にしている大学だといえるでしょう。

「落ちた」という声の真相とは

サイバー大学に対して「誰でも入れる」といったイメージを持っている方は少なくありません。たしかに、学力試験が不要で、書類審査による入学選考が中心であることから、形式的な難易度は低く見えるかもしれません。しかし、インターネット上では「サイバー大学に落ちた」という声も実際に存在しています。これを不思議に思う方もいるかもしれませんが、背景を知れば納得できる理由が見えてきます。

まず大きな原因の一つが、「志望動機の不明確さ」です。サイバー大学では、提出する書類の中でも志望理由書が非常に重要視されます。これは、学力試験がない代わりに、本人がどのような思いで入学を希望しているのか、どのようにサイバー大学での学びを活かしていきたいのかを見極めるための材料となるからです。そのため、志望理由書が形式的だったり、動機が曖昧だったりすると、「学ぶ意欲が不十分」と判断されてしまうことがあります。

もう一つの理由として、「提出書類の不備」があります。入学手続きには細かな提出ルールがあり、期限や形式に不備があると、それだけで審査対象外になる可能性もあります。たとえば、学歴の証明書が不完全であったり、記載内容に誤りがある場合などは、単純なミスであっても結果に影響することがあります。

また、志望者の中には、複数の大学と並行して出願している方もいます。その場合、「とりあえず申し込んでみた」という姿勢が志望理由書に表れてしまうことがあります。こうした場合も、「本当にこの大学で学びたいのか」という点で疑問を持たれることがあります。

そしてもう一つ忘れてはいけないのが、入学後の学習への適応力です。サイバー大学ではすべての授業がオンラインで提供されるため、自らスケジュールを立てて学習する自己管理能力が求められます。入学前の段階でも、その点に対する理解や意欲が見られない場合には、大学側としても「途中で辞めてしまう可能性が高い」と判断することがあります。

このように、「サイバー大学に落ちた」という声には、決して不自然な理由はありません。形式上は入りやすい大学ではありますが、そこには本人の本気度や、入学後にしっかり学び続けられるかどうかが重視されているという背景があります。入学を目指すのであれば、「ただ入る」のではなく、「なぜ学びたいのか」をしっかり見つめ直し、自分の言葉で伝える準備が必要です。書類選考であるからこそ、見せ方ひとつで評価は大きく変わることを理解しておきましょう。

👇【簡単1分・無料ダウンロード】資料請求はこちらから👇

サイバー大学の学費は4年間でいくらですか？

サイバー大学の4年間の学費は、標準的な履修スケジュールに沿って卒業を目指した場合、約294万円程度となります。この金額には、授業料だけでなく、学籍管理料やシステム利用料なども含まれており、通信制大学としてはやや高額な部類に入るといえるでしょう。ただし、これは入学時に一括で支払うわけではなく、学期ごとに支払いが分かれる仕組みなので、経済的な計画を立てやすい点が特徴です。

より具体的に内訳を見てみると、授業料が32単位分で約70万4,000円、入学金が10万円、学籍管理料とシステム利用料が年間で5万6,000円ほどかかります。また、教材費や特定の実習で追加費用が発生する場合もありますが、基本的にはこの合計金額に近い範囲で収まるようになっています。

通学制の大学と比較すると、国立大学の学費が約250万円前後、私立大学（特に理系）であれば600万円以上になるケースもあるため、ITを専門的に学べる大学としては相対的にコストパフォーマンスは高いと言えるでしょう。特に、通学の必要がないため、交通費や住居費などの付随コストがかからない点も見逃せません。

また、早期出願による入学金の一部免除や、分割払い制度など、負担を軽減するための制度も整っています。状況によっては奨学金や教育ローンの利用も検討できるため、費用面が心配な方でも計画次第で対応できる可能性は十分にあります。

学費というのは、単なる「支出」ではなく「自己投資」です。もしITやビジネスの専門スキルをしっかりと身につけ、将来の収入やキャリアアップにつなげたいと考えているのであれば、この学費は決して高いものではないと感じる人も少なくありません。自身の将来像を明確に描いた上で、学費に見合う価値があるかを慎重に判断するとよいでしょう。

働きながら学ぶことは可能か？

サイバー大学の最大の魅力のひとつは、フルオンラインの学習スタイルにより、働きながらでも無理なく学習を継続できる点です。実際、多くの在学生は社会人であり、仕事と学業の両立を目指して在籍しています。授業はすべてインターネット上で提供されており、好きな時間に視聴することができるため、シフト制の仕事や不規則な生活リズムの中でも、自分に合ったタイミングで学習を進めることが可能です。

授業は90分構成で4つのチャプターに分かれており、それぞれが15〜20分程度で完結します。これにより、昼休みや通勤時間、就寝前の少しの空き時間でも学習が可能で、忙しい社会人にとっても無理のない設計になっています。また、出席扱いとなるのは動画を期限内に視聴し、対応する課題や小テストを提出することです。これは柔軟かつ効率的な学習管理につながります。

さらに、学習に関する悩みをサポートしてくれる「ラーニングアドバイザー」や、教員と学生の間に入って学習を補助してくれる「ティーチングアシスタント」の存在も心強い支えです。メールや電話、チャットなどを活用して、わからない部分を相談したり、履修の計画を立てたりすることができるため、孤独感を感じにくく、継続しやすい環境が整っています。

ただし、時間管理が甘いと学業が後回しになってしまう恐れがある点には注意が必要です。自由度が高いからこそ、自分で明確なスケジュールを立て、学習を「日常の一部」として習慣化できるかどうかが大きなポイントになります。週に何時間を学習に充てるのか、どのタイミングで課題に取り組むのかを事前に決めておくことで、仕事と学業のバランスを保ちやすくなるでしょう。

このように、サイバー大学は働きながら学ぶことを想定した仕組みが充実しており、多忙な社会人にとっても現実的な選択肢です。仕事をしながらでも、キャリアアップや学歴取得を目指す強い意志があれば、十分にやり遂げることが可能です。

「ついていけない」学生の特徴とは

通信制大学は自由度が高く、自分のペースで学べるという利点がありますが、その反面「ついていけない」と感じて中退してしまう学生が一定数存在します。サイバー大学も例外ではなく、卒業率は約75.9%と比較的高いものの、約4人に1人は途中で辞めてしまっていることになります。では、どのような学生が「ついていけない」と感じやすいのでしょうか？

まず挙げられるのは、「自己管理能力が低い人」です。サイバー大学では、授業視聴や課題提出のスケジュールを自分で管理しなければなりません。定期的に出席認定される期間内に授業動画を視聴し、設題に取り組むことが必須条件となっているため、後回しにする癖がある人はどんどん遅れてしまいます。期限を守る習慣がない人や、先延ばし癖のある人は、次第に授業に追いつけなくなり、モチベーションも低下してしまう傾向にあります。

次に、「目的が曖昧なまま入学した人」も注意が必要です。何となく学歴がほしい、手軽に大学卒の肩書きがほしい、という動機だけでは継続するのは難しいでしょう。ITやビジネスといった専門分野を学ぶには一定の集中力と理解力が必要であり、途中で「思っていたのと違った」と感じてしまうこともあります。逆に、明確な目標を持っている学生は、困難に直面してもモチベーションを維持しやすい傾向にあります。

また、意外に多いのが「サポートを活用しない人」です。サイバー大学にはティーチングアシスタントやラーニングアドバイザーなど、学習を支える仕組みが整っており、質問や相談がいつでも可能です。しかし、こうした支援を自分から利用しない学生は、問題を抱えたまま孤立してしまい、結果として学習意欲が下がってしまうケースが見られます。分からないことを抱え込まず、積極的に質問する姿勢が大切です。

最後に、「学習環境が整っていない人」も要注意です。自宅に安定したネット環境がない、落ち着いて学習できるスペースがない、スマートフォンだけで受講している、といった状況では、集中して学ぶことが難しくなります。最低限、パソコンとネット接続のある静かな場所を確保することが望ましいでしょう。

このように、「ついていけない」と感じる学生には共通する特徴があります。サイバー大学で学びを継続するには、自律的に学ぶ姿勢と明確な目的意識、そして周囲のサポートを活用する柔軟さが不可欠です。入学前にこれらを意識して準備しておくことで、途中で挫折するリスクを大きく減らすことができるでしょう。

サイバー大学の就職先の実態

サイバー大学はIT分野に特化した日本初のフルオンライン大学として知られていますが、その卒業後の就職先について気になる方も多いのではないでしょうか。特に「通信制」という形式から、「実際にどこへ就職できるのか」「通学制の大学と比べてどうなのか」といった不安を持つ方も少なくありません。

実際の就職先を見ると、サイバー大学の卒業生の多くは情報通信業を中心とした企業に進んでいます。中でもITエンジニア、プログラマー、ネットワーク管理者、セキュリティ担当といった職種が目立ちます。就職先としては、ソフトバンクグループをはじめ、NTT系列企業や中小IT企業、ベンチャー企業など、多様なフィールドで活躍している卒業生が存在します。通信制大学でありながら、上場企業や大手企業への就職実績もあり、これはサイバー大学が提供するカリキュラムの専門性と実務性の高さによるものといえます。

一方、在学中からすでに社会人として働いている学生も多いため、進路が「転職」や「社内でのキャリアアップ」に該当するケースも少なくありません。そのため、就職実績の数字だけを見ると、通学制大学と比較して低く見えることもありますが、それは進学や就職を目的としない学生も含まれているためです。

また、サイバー大学では就職支援制度も充実しており、キャリアカウンセラーによる個別相談や履歴書・エントリーシートの添削、オンラインでの面接対策セミナー、企業説明会などが実施されています。さらに、ソフトバンクグループのインターンシップ制度も利用できるため、学生時代から企業との接点を持つことも可能です。

このように、サイバー大学の就職先は決して限られたものではありません。ITスキルや専門知識を実践的に学べる環境を活かし、自分から積極的にキャリア構築をしていける人にとっては、むしろ大きなチャンスが広がっているといえるでしょう。

「就職できない」は本当か？

「通信制大学は就職に不利」という意見を見聞きすることがありますが、これは一概には言えません。確かに、従来の採用シーンでは「通学制の大学」に比べて通信制大学の認知度が低く、企業の採用担当者の中には通信制の学びに対する理解が十分でない場合もあるのは事実です。しかし、それが「サイバー大学だから就職できない」と結びつくのは誤解です。

そもそも就職において重視されるのは、学歴そのものよりも「その人が何を学び、何を得たか」「どのように行動してきたか」といった実績や態度です。サイバー大学は、単に知識を与えるだけでなく、実践的なITスキルの習得や、プロジェクトマネジメント、ビジネス的な思考力の育成にも力を入れています。これらは即戦力を求める企業にとって非常に魅力的なスキルセットです。

さらに、キャリアサポートセンターの充実も見逃せません。履歴書やES（エントリーシート）の添削から面接練習、求人情報の提供まで、オンラインながらも一通りの就職支援が整っており、就職活動を後押ししてくれます。また、ソフトバンクグループとの強い連携があることも、他の通信制大学にはないサイバー大学ならではの特徴といえます。

とはいえ、「就職できるかどうか」は大学名だけで決まるものではありません。自己PRや企業研究の深さ、インターンシップ経験、そして何よりも「行動力」が重要になります。通信制だからこそ、自ら学び、自ら動く力が求められるのです。

就職活動で結果を出しているサイバー大学の学生や卒業生は、在学中からしっかりと準備を重ね、自分のスキルを磨いてきた人たちです。逆に言えば、何もせずに「大学に行ったから就職できるはず」と考えている人は、通学制であっても苦戦する可能性は高いでしょう。

つまり、「サイバー大学だから就職できない」のではなく、「行動しなかったから就職できなかった」というケースが多いのが実情です。通信制でも、正しく努力すれば十分に道は開けます。

学費免除制度はあるのか？

サイバー大学では、全額免除という形の「学費免除制度」は存在しないものの、経済的負担を軽減するための支援策や割引制度はいくつか用意されています。特に注目したいのが、早期出願による「入学金免除」や「授業料の一部免除」といった制度です。

たとえば、出願スケジュールに応じて、通常10万円の入学金が最大で全額免除されるケースがあります。これは、早めに進学を決意し、準備を進めている学生に対しての優遇措置であり、入学金の負担を抑えたい方には大きなメリットとなるでしょう。また、春学期・秋学期のそれぞれで免除対象者が異なる場合があるため、公式サイトや募集要項で最新の情報を確認することが重要です。

さらに、奨学金制度を併用することも可能です。サイバー大学では、日本学生支援機構（JASSO）が提供する奨学金制度に対応しており、第一種（無利子）および第二種（有利子）の両方の奨学金を申請することができます。これにより、学費を分割払いで補填しながら学ぶこともできるため、経済的な事情で進学を迷っている方にとっては心強い選択肢となるはずです。

また、教育ローンの活用も一般的で、日本政策金融公庫の「国の教育ローン」や、民間の銀行系ローンを利用して学費を支払っている学生も少なくありません。これらを上手に組み合わせることで、初期費用の負担を大幅に軽減することが可能になります。

一方で、「学費が安い」と言われがちな通信制大学の中にあって、サイバー大学は比較的高めの部類に入ります。その背景には、授業コンテンツの充実度やサポート体制の手厚さ、独自開発のオンライン学習システムの導入などがあり、単にコストカット重視の運営をしているわけではありません。言い換えれば、払った分の価値をしっかり得られる設計になっているとも言えます。

このように、サイバー大学には「全額免除制度」はなくても、さまざまな経済支援策が存在しています。進学を考える際には、学費の総額だけでなく、利用できる割引制度や奨学金制度まで含めて、具体的にシミュレーションしてみることをおすすめします。しっかりと準備すれば、経済的な理由で学びを諦める必要はありません。

卒業生の有名人とその進路

サイバー大学は2007年に開学した日本初のフルオンライン大学として、これまでに数多くの学生を社会に送り出してきました。しかし、「通信制大学」という特性上、芸能人や著名人の進学・卒業に関する情報が積極的に公開されることは少なく、世間的な知名度のある卒業生に関する情報も限定的です。そのため「サイバー大学の卒業生に有名人はいるのか？」と疑問に思う方も少なくありません。

実際のところ、サイバー大学を卒業した有名人としてよく名前が挙がるのが、お笑い芸人であり、実業家としても活動している「厚切りジェイソン」さんです。彼は日本語に堪能な外国人タレントとしてテレビでも活躍していますが、IT業界にも深く関わっており、日本のベンチャー企業の役員としても活動していました。サイバー大学での学びが直接彼のキャリアにつながっているかどうかは明確にはされていませんが、IT分野に対する強い関心と、それを実践に結びつける行動力のある人物であることは間違いありません。

また、インフルエンサーや起業家として活動している一部の卒業生も、自身のSNSやメディアで「サイバー大学出身である」と明かしているケースがあります。ただし、通学制大学のように芸能人が在学中のエピソードをテレビ番組で語るといった機会が少ないため、情報が広まりにくいという面もあります。これは、在学生の多くが社会人であること、学業とプライベートを分けて活動していることなどが背景にあります。

その一方で、卒業後に企業で活躍している一般の社会人や、独立してフリーランスや起業家として活動している人も多数います。たとえば、ITエンジニアやデータアナリストとして大手企業に就職したケース、子育てをしながら学び直し、地元で起業した女性など、多彩な進路が報告されています。こうした卒業生の進路は、華やかな「有名人」としての肩書きはないかもしれませんが、実社会で着実に成果を出している人材が多いという点に注目すべきでしょう。

さらに、サイバー大学は「卒業生生涯プログラム」という制度も設けており、卒業後もオンラインでの学習コンテンツにアクセスできるなど、継続的なスキルアップが可能です。このような仕組みによって、卒業後も変化の激しいIT業界で通用する知識を身につけ続けられる環境が整っています。

このように、メディアで頻繁に取り上げられるような有名人の卒業者はまだ少ないものの、サイバー大学で得た知識を活かして実務の場で活躍している人々は着実に存在します。名前が知られていなくても、自分のペースでキャリアを築いている「無名のプロフェッショナル」が数多くいるという点が、サイバー大学ならではの魅力とも言えるでしょう。知名度よりも実力と行動力を重視する人にとって、サイバー大学は非常に有意義な選択肢になるはずです。

サイバー大学はやめとけと言われる理由をまとめて解説

• 入試に学力試験がなく誰でも入りやすい印象を持たれやすい
• 志望動機が曖昧だと書類選考でも不合格になるケースがある
• 偏差値が存在しないため入試の難易度が見えにくい
• 自己管理ができないと学習が継続できず挫折しやすい
• 中退率が約24％あり通信制でも継続の難しさがある
• 志望理由や学びの目的が不明確だと落ちやすい
• 通信制の学歴が一部で評価されにくいという風潮がある
• 学費が通信制としてはやや高額で経済的負担が大きい
• 全額の学費免除制度は存在せず補助は限定的である
• 働きながら学べるがスケジュール管理に相当な覚悟が必要
• 授業は完全オンラインで対面交流や実習機会が乏しい
• 社会人学生が多く、大学生活としての交流は少ない
• ITスキルや専門性がないと内容についていけない可能性がある
• 就職実績はあるが、本人の行動力次第で大きく差が出る
• 大卒資格は取得できるが、それだけで就職は保証されない

👇【簡単1分・無料ダウンロード】資料請求はこちらから👇